- 保護者が塾を知るきっかけの上位は口コミ。決め手は近さ・カリキュラム・講師
- いまはネットの口コミが、友人・知人の口コミを上回る
- KPIはフォロワーでなく、説明会・体験・講習への参加率
- 保護者と生徒への二層設計。授業以外のフォロー情報が効く
- 年間の集客カレンダーから逆算し、口コミを発信で増やす
保護者は「口コミと近さ」で選ぶ
学習塾の集客を考えるとき、まず保護者がどう塾を選ぶのかを知る必要があります。調査によれば、保護者が塾を知るきっかけの1位は知人・友人の口コミで、決め手としては「自宅・学校から近い」「子どもに合うカリキュラム」「講師や教室長とのコミュニケーション」が上位に並びます。塾選びは、成績の数字だけでなく、信頼と安心で決まっているのです。
さらに注目すべきは、いまやネット上の口コミのほうが、友人・知人の口コミより参考にされるという調査結果です。保護者は塾選びでインターネット検索を行い、口コミや評判をじっくり確認しています。つまり、SNSや口コミで「信頼できそうな塾だ」という下地をつくれるかが、集客を大きく左右します。ナカノヒトが「フォロワーではなく、お客様を」と言うのは、この信頼の可視化をゴールに置くからです。
KPIは「フォロワー」ではなく「参加率」に置く
学習塾のSNSで追うべきは、フォロワー数ではありません。塾のゴールは、説明会・体験授業・季節講習への参加、そして入塾です。だからKPI(目標の達成度をはかる指標)も、SNS経由でどれだけ参加につながったか、という参加率に置きます。フォロワーが何人増えたかではなく、SNSを見た人が実際に一歩を踏み出したかで握るのです。
ある調査では、入塾前の体験授業は大多数の家庭が経験する一方、資料請求は2割強にとどまるとされます。つまり、資料請求よりも「体験・説明会への参加」が入塾への実質的な入口です。だから、参加率をKPIに据え、そこから逆算する。目標の参加者数から必要なプロフィール到達を出し、保存や発見を設計し、投稿へ落とし込む。参加という行動で握ることが、事業の成果に直結します。
保護者と生徒への「二層設計」
学習塾の発信で最初に決めるべきは、誰に届けるかです。実際にお金を払い通塾を決めるのは保護者ですが、通いたいという気持ちを左右するのは生徒本人でもあります。だから、保護者の不安を解消しながら、生徒が「通いたい」と思える魅力も見せる、という二層の設計が必要になります。
保護者が本当に知りたいのは、合格実績の数字そのものよりも、「どんな先生が、どんなふうに子どもと接してくれるのか」という中身です。人柄や指導の様子、教室の雰囲気が伝わるほど、安心して問い合わせに進めます。数字で押すのではなく、人と空気で信頼を積み上げる。これが学習塾の発信の基本方針です。
「授業以外のフォロー」情報こそ、効く
ここで、多くの塾が見落としているポイントがあります。ある調査で、体験授業や説明会では得にくい「授業以外のフォロー」に関する情報があればよかったと、半数近い保護者が答えているのです。宿題の管理、進路相談、家庭学習のサポート、保護者との連携——こうした“授業の外側”の面倒見こそ、保護者が本当に知りたい情報です。
だからSNSでは、授業風景や合格実績だけでなく、この「フォローの手厚さ」を積極的に見せます。生徒一人ひとりへの声かけ、面談の様子、保護者へのこまめな連絡。これらは、他塾との差別化になり、保護者の不安を先回りで解消します。競合が見せていない情報を出すことが、比較の中で選ばれる近道です。
効く投稿の型と、「共感」が保護者を動かす理由
参加につながる投稿には型があります。講師の人柄や熱量、その場で役立つ勉強法のノウハウ、合格や成長のストーリー、そして保護者の不安に具体的に答えるもの。人柄は安心を、ノウハウは有用性を、ストーリーは信頼を、不安への回答は納得を生みます。
私は認知科学を学び続けていますが、人が動くのは、正しい情報を並べられたときではなく、「わかってくれる」と共感したときです。だから、「うちの子は集中力が続かなくて…」といった保護者の悩みに寄り添う入り方で発信する。冒頭の三秒で「これは自分に関係がある」と思わせる設計が、宣伝ではなく“見たくなる”発信に変えます。
ネット口コミを、発信と仕組みで増やす
ネットの口コミが決め手になる以上、口コミを増やす努力は集客の中心です。Googleマップや塾の口コミサイトのレビューを、卒塾時や面談のタイミングで自然にお願いする仕組みをつくり、いただいた声をInstagramでも可視化していく。口コミは、待つものではなく設計して増やすものです。
合格した生徒の言葉、成長を実感した保護者の感想、講師への信頼が伝わるエピソード。これらは、どんな宣伝文句よりも説得力があります。掲載の可否に配慮しながら、こうしたリアルな声を発信に活かす。口コミサイトの評価とSNS上の声が揃うと、地域の中で「評判の良い塾」という認識が育ちます。
年間の“集客カレンダー”から逆算する
学習塾の集客には、明確な季節性があります。入塾を検討する時期、説明会や体験のピーク、季節講習のタイミング。これらは毎年ほぼ決まっているため、年間の集客カレンダーから逆算して発信を設計できます。当日の告知だけでは遅く、検討期間を見越して前もって信頼を積み上げておくことが、参加率を大きく左右します。
たとえば、講習の申込みが立ち上がる一〜二か月前から、その講習で得られる成果や、参加した生徒の様子を発信していく。この逆算ができると、投稿は行き当たりばったりではなくなります。いつ、誰に、何を届けるのかがカレンダーで見えているので、撮影も企画も計画的に進められます。私たちは、塾の年間スケジュールに合わせて、この設計を一緒に組み立てます。
撮影は塾のスマホで。TTP×KPI、完全遠隔で
これらを、忙しい塾でも無理なく回すのが私たちの役割です。撮影は塾のスマートフォンで、授業や講師の様子を短時間で撮っていただき、構図や見せ方はオンラインで指示します。企画・編集・分析はこちらが担い、完全遠隔なので、都市でも地方でも同じ品質で運用できます。
運用の中身は、ナカノヒトのメソッドであるTTP×KPIです。伸びている塾アカウントを構造から分析して型を取り入れ、事前に決めた参加率というKPIへ向けて、投稿・分析・改善を回します。良い指導という価値を、それを必要としている家庭に、選ばれる形へ翻訳する。まずは無料で、現状のアカウントと商圏を診断します。